●燕市「杭州飯店」の中華そば
ホテルオークラでの朝食を軽めにいただき、
私はネットでレンタカーの手配。
これが夏休みの日曜日だからか、中々みつからず....。
本当はちゃっちゃっと決めてホテルを抜け出し
万代シティバスセンターにカレーを食べに行きたかったのですが断念
くぅぅ~、旅行に行ったら一県一カレーのミッション。
新潟は万代シティバスセンターの立ち食いカレーと決めていたのに
レンタカーは結局散々探して、なんてことはない大手のトヨタレンタカー
に決まり。ホテルオークラに泊まっていると、お迎えに来てくれるし、
帰りも駅まで送迎してくれるし安いしよかったです。
安いほうが良いと、マイナーなところから探した私はばかだったわ。
おかげでカレーを食べそこなったと思うと本当に悔しい(←ばか)
さて、レンタカーを借りて、新潟ドライブ、まず目指したのは..
越後平野の中央にそびえ立つ弥彦山の麓に鎮まります弥彦神社は、古くから「おやひこさま」と呼ばれ、心のふるさと、魂のよりどころとして多くの人から広く親しまれている神社です。
御祭神は天香山命「アメノカゴヤマノミコト」で神武天皇の命を受け、住民に海水から塩をつくる技術、漁、稲作など農耕術などの基礎を教えられたとのこと。 神社の社殿は、明治の大火に炎上し、大正5年に再築されました。この程、平成大修営事業として、本殿の御屋根葺替え等85年ぶりの改築工事を行いました。 彌彦神社HPより
寺泊町の市場
こちらでもすっかりおなじみの海鮮スーパー角上の本店で
岩牡蠣を食べましたが、食べログの評判がとても良かったのですが
少なくとも私達がいただいた岩牡蠣はお世辞にもおいしいといえる代物
じゃなかったな、鮮度も悪いし、それを補うためか異常なしょっぱさ
残念でしたー。
気を取りなおして、寺泊を後にし、
私が新潟に来たら絶対に食べたいと思っていた目的地へ
絶対食べたかった、それとは 燕三条系ラーメン
なぜ、燕三条系ラーメンが食べたかったか?いうと
この呼び名がかっこいいから。もう、ただそれだけです。
どんなラーメンなのかも知りませんでした。
ということで、新潟4大ラーメンの復習
・新潟市系あっさり醤油ラーメン
・長岡系生姜醤油ラーメン
・燕三条系背脂ラーメン
・港町系濃厚味噌ラーメン
燕三条系は背脂ラーメンなんですね
さらに調べると歴史は80年を超えるとか!
金属加工業等で栄えた街、その工場で働く職人さんの要望を汲んだ形で
できた新潟ご当地ラーメンなのだそうです。工場への出前から始まったそうで
ゆえに...
1.力仕事が多く、高温での作業環境が多い工場労働者向けに塩辛いスープで(やや醤油味が濃い)、
2.届けられた商品をすぐに食べることが出来ない不規則な労働時間であるため、時間が経っても伸びにくく(極太麺)、
3.冷めにくく、また単にしょっぱいだけではないまろやかなスープ(背脂で覆う)
やがてこのスタイルが冬場の積雪も多い同地区で広く受け入れられることとなり、定着していった。 wikiより
このように、非常に歴史のあるラーメンなのですが
燕三条系とう呼び名で呼ばれるようになったのは最近の話なのだそうです
燕三条とひとくくりに呼んでいるところから、上越新幹線ができて後の
話でしょう。
元々の発祥のお店は 福来亭
福来亭は現在は閉店しており(支店はやってます)
その兄弟店として、現在、燕三条系発祥にお店とされてるのが、今回訪れた
杭州飯店 さんです
日曜日の午後1時過ぎ、繁盛しておりましたが並びはありませんでした
一軒強面ですが、非常にきびきびとして、かつあったかい感じのお兄さんが
お店を仕切っていました。
給仕される、ラーメンを一目見て
「すごい迫力、これは一杯完食は無理だなー」と判断
私と母二人でラーメン一杯、そしてチャーハンも頼んでみました
力強さを感じるラーメンですねー!
甘味のある背脂に覆われたスープは熱々、
煮干しの出汁がきっちり効いていて、お醤油が立ったあじわい
この醤油の濃さが、背脂の甘みと相まっておいしい。
驚いたのが麺
まるでうどんのような極太麺です。知識として予想していたよりも
ずっと太かったな、そして手打ちなのか麺の太さもバラバラ。
表面がふわっとした食感、それがスープを吸っています
中心は小麦の味わいがある、不思議な麺で、初めて体験でした
これは、本当に個性的なラーメンだわ
何も言わないのに、とりわけ椀を持ってきてくれて
母と二人でシェアして食べる私達の横で、
父は旨い、旨いを連発!相当お気に召したようであります
私達のテーブルだけでしょうか?
コショーはなくて(あっても普段はかけないのですが)
七味がおいてあったので、この濃い醤油の味わいがうどんを
連想させるで、ひょっとして燕三条系ラーメンには七味を振るのが
掟なのかと思い、ちょっと振ってみたら想像どおり、非常に良く合いました
ただ、そういう掟はないようです
別角度でもう1ショット
三人だし、三つなにがしか注文しないと..という気持ちと
時間がかかっても伸びない....という理由でたのんだ
チャーハン
これが、非常においしかった。
丼を見ていただくとわかりますが
杭州飯店とともに福来亭の名前が記されています
元祖をリスべクトしてのことでしょうか?
なんだか、いい感じです
父曰く、うまいなーうまかったなー、と、感激しきりだったようです
あんな脂いっぱいなラーメンを父が気に入って一杯完食したのが意外でした
父は胃がんで胃の2/3を切除していて、ラーメン一杯普段は食べられないんです
また、はつね寿司と杭州飯店のためにまた新潟を訪れたいらしいです(笑)
満腹のおなかをさすりながら、
燕三条地場センターへたちよりました
包丁や洋食器などの燕三条の高品質な製品を産地価格で販売しております
友人へのおみやげを購入。
でも、ここまできたら
新潟五大ラーメンといわれるあれも食べたいよね...
ということで、次回につづきます