●武蔵浦和「麺匠むさし坊」のむさし坊ラーメン
1999年~2000年あたりには、現在、埼玉県で名店といわれる
ラーメン屋が続々とOPENしました。
ぜんや・鬼火山(現麺屋うえだ)・もちもちの木・百歩・あじとみ食堂
数えるともっと沢山あります。こちらもそう...
麺匠むさし坊
2000年1月グランドオープン
ちょうど埼玉のラヲタの入り口あたりをさまよっていた頃
開店したので、思い出深いお店です.....笑
この「無化調」と書かれた大きなタペストリー
当時ですら、そんなにでっかくアピールしなくても.....って思ったくらいですが
今見ると、なんだか、微笑ましい気すらしてきます。
当時は、舌がしびれるほど化調が主張するラーメンが主流だったわけです
から、このタペストリーにはアンチテーゼとしての心意気も感じられます。
埼玉県にあって、ジャズが流れ、アロハを着た粋なおじちゃまたちが厨房
にたつラーメン屋さんは斬新で、女性ひとりでも安心して入れる点も画期的
だったようにおもいます。
(私は、どんなラーメン屋でも、独りではいっちゃいますけどね...^^)
ここでは、カウンターに座ったら、卓上の薬味はチェックしてください
左は「花椒入り粒胡椒」
(花椒入りって、初めて知った。これ、試したことがありませんでした)
むさし坊といったら、塩昆布です...^^
味に物足りなさを感じたらどうぞ...というスタンスでおかれていますが...
「無化調の味の美味さがわからない味覚障害者のために
化調まみれの塩昆布がおいてある」
なんて事が、まことしやかにネットで言われていたりしました。
埼玉のラヲタの言葉遊びみたいなものですね...笑
薬味をチェックをしていると、ほどなく登場
むさし坊ラーメン 太麺麺かため味普通です
(これが、私の定番です)
デフォルトのトッピングはチャーシュー、のり、焦がしタマネギ油に加えて
めずらしのが、色味が可愛いクコの実 と ずいき
一見とんこつのように見えるスープに豚は一切はいっていず
モミジ・鶏の小骨・種鳥などに干鱈・干海老・日高昆布等々をを長時間煮込んだ
個性的な白湯スープです
麺は平打ち強ウェーブで、スープがよく絡みます。
ちょっと「もそっ」っとした食感もおもしろい....
むさし坊のラーメンは、普通においしいラーメンを期待して食べると、
「???」
な印象をもつと思います
オープン当初から、誰が言ったか、
「創作麺料理」
なんて言われたりもして、実にオリジナルな味わいです
先の、塩昆布もそうですが...
食べ手とラーメンとの関わり方もすごく自由....
独特の甘みのあるスープを半分くらい楽しんだら...私はこちらを必ず投入。
第3の薬味....^^
この真っ黒いの、何でしょう?
黒胡椒・豆板醤・高菜・柚 で作った薬味。
この薬味をいれると、また全然ちがった風味のラーメンになり楽しいのです。
むさし坊では、薬味で自由にじぶん味のお気に入りラーメンを作っている人
多いんじゃないかな?
「私は、ゆず塩のめん普通味薄めで、塩昆布入れるのが好きなの!」
みたいな話がよく出てきます
気が付くと、スープまで完食!
最初に食べたときは・・・「このラーメン、おいしいんだろうか?」と思ったのに
気が付くといつの間にか通っていた....
そんな創作麺料理「麺匠むさし坊」は
創作系のラーメンが普通となった今食べても、斬新な味
しっかり、武蔵浦和に根付いているのは、
やっぱり味でしょうねぇ~。
●麺は細麺も選べます。
他ゆず塩ラーメン つけ麺も人気 坦々麺も独特な味わいです
武蔵浦和以外には、息子さんのお店「喜楽々」が東川口にあり
本家以上に数々の創作麺を生み出しています
●麺匠むさし坊
さいたま市南区沼影1-7-6 048-836-2877