●10年前‥
今週のお題「人生最大の危機」
三日前にはてなブログさんへ引っ越してきて
なんとか体裁が整った今日、お題を見たら..
人生最大の危機
10年前の「人生最大の危機」を振りかえりたい。
乳がんに罹患し、12月24日に手術をして生まれ変わりました
私が罹患したのは「トリプルネガティブ」という
タイプの乳がん、がん細胞の増殖率が高く、転移しやすく、悪性度
が高いいわゆる「予後不良」のがんでした。
「トリプルネガティブ」とPC検索し予後不良の文字をみたときは
頭が真っ白になりました。
実際、診断1年半前のマンモグラフィーは陰性で、
診断後に再読影して
もらっても何も映っていなかったのです。
胸のしこりはどんどん大きくなり、診断が下った時には腋下リンパ節転移..
術前抗がん剤が良く効いたものの、
「完全緩解」といわれるがん細胞
が完全に消えた状況にはならず、
追加で一年間の抗がん剤投与を提案されましたり
乳がん告知から、ずっと、
「残念ながら.... 」
「残念ながら....」
「残念ながら....」
主治医に残念ながらと言われ続けてきた私は、
10か月の治療後、完全緩解しなかったことにショックを受けて、
追加の抗がん剤を拒否してしまいました。
それからは、
「あと3年くらいかな...」
と
漠然とした不安を抱えながら、ぼんやり生きていたように思う..
と、
いうか、当時、そのように見えたと言われます
そんな自分の不安を解消してくれたのは
やはり、家族や友人、そして仕事仲間。
がんになって初めて、支えられて生きた多くの
周囲の人々に感謝しました。
またサバイバーとなり、
希望を持ち、元気づけられたのは同病の仲間たちでした
リレーフォーライフというがん患者支援イベントに参加し
そこで出会った患者会のメンバーになりました。
そこで、じぶんが
・わたしひとりががんで悩んでいるのではない、仲間がいる。
・正しい知識をもつことで再発転移の不安に打ち勝つことができる。
この二つの思いが私に力を希望を与えてくれたと思います。
術後5年をクリアした時、ピアサポーターの講習を受講し
現在は都内の「がん拠点病院」にてピアサポーターとして、
月2.3回ではありますが、がんと闘う患者さんやご家族の
不安や悩みをお聞きしております。
*がん罹患に関する過去の投稿
09年9月21日 【閉店】浦和駅西口「ダイニングZAN」でタパス料理
当時のブログ読み返すと治療中はすごいアクティブで明るいがん患者でした(笑)