●護国寺「ハンプティ ティールーム」のスリランカカレー
１０年以上前から行きたかったお店にやっと伺うことができました
愛読書、小野員裕氏著「東京カレー食べつくしガイド」で知って以来、
好きだったマザーグースの歌の「ハンプディ・ダンプティ」から名付けたであろう
お店の名前も、
本に書かれている木漏れ日が当たるような店内の様子も、
当時から好きだったスリランカカレーというカレーのジャンルも
ぜんぶコミコミで憧れていました
車で何度も近所を通って探すも、どうしても見つからなくて..
やっと見つけたと思ったら、午後５時閉店ですでにお店は真っ暗だったり..
あらためてハードルの高さを嘆いていたのですが
満を持して、今日、伺うことができました
予定がたてこんでいて、ほんの30分弱の滞在
ずっと思い続けていたお店が、想像どおりの印象だったがとてもうれしい..
ハンプティ・ダンプディの描かれた額がさりげなく..
ものすごい年代物のハモンドオルガンやタイプライターが置かれていて
縦長のお店の一番奥、煙るような日差しが差し込むテーブルが
なんともいえないやわらかい空気をかもしだしています
お好きな席をどうぞ.. と促されて着席し 単品でスリランカカレーをオーダー
しばらくすると、らっきょう・福神漬け・チーズ薬味がやってきて
そして丁寧に平たく盛られたライスのお皿..
待ちに待ったカレーは、女性店主がつくったとは思えないワイルドさ..
ほろほろに煮込まれたチキンレッグが丸ごと一本入っています
そしてカルダモンとシナモン..かな？、ちょっと甘く漂う香りが素敵です
カレーソースはサラサラで、ライスにかけるとす――っと沈んでいくタイプ
想像していたよりも、ずっとおいしい、すごく好み
さわやかな辛さに絶妙な酸味、スプーンが止まらないおいしさ..
弟子入りしたい..
具材は迫力のチキンとじゃがいも、煮溶けた玉ねぎ
この緑のものは辛くないので、ピーマンかもしれません
スリランカカレーということでココナッツミルクが利いていると思いきや
あまり感じません。
夢中でいただいて、感動して放心状態の食後に..
ちいさなお手製のクッキーとおてふきのサービス
迫力のチキンレッグ、時に手を使ったりするための心遣いでしょう
それにしてもこの「おてふき」.... 泣けるほどかわいい
「ごちそうさまでした、とてもおいしかったです
今度またゆっくり伺います」
とお伝えしてお店を出ました。
少しの時間だったけど、来てよかった 
また絶対来よう、今度はおいしいと評判のコーヒーもいただこう
そうだ！ちゃんと時間をつくって、護国寺の名菓、群林堂の豆大福も買いたいな
ひとり護国寺グルメツアーだな..
なんてにやにやしながら、午後の仕事へ急ぎました
大宮公園でお花見を...
散りゆく桜もまたうつくしいです
