おいしいおひるごはん/日本全国食べあるくダイエット講師のブログ

日本全国食べ歩きながらダイエット講師になりました。おいしくたべて美しくやせるを伝える私の食べ歩き

●山形赤湯温泉「龍上海本店」の赤湯からみそラーメン

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間が空いてしまいましたが..

5月山形最後のごはんは、この旅のメインイベント

龍上海赤湯本店に行く

今度こそ、行列に並んで赤湯辛みそラーメンを食べる

を実現させました (おおげさ)

からしたらば、こどものころから数え、30年以上も龍上海本店でラーメン

を食べたかった。

でも、できなかったのです。

それは、ここにも書いた叔母の存在。

山形という地は、知る人ぞ知るラーメンを日本で一番食べる県民

山形へ帰省した折には、当然のごとく「ラーメンでも」ということになるの

ですが、赤,湯一有名な龍上海に行こう。と誰かが言うと、必ず

龍上海なんて、たいすて、

   おいすくねぇべすたーー

と、ズーズー弁にて断固拒否。

毎回帰省するとこのやりとりが繰り広げられるので

いつしか、私の頭の中に...

龍上海 = 赤湯で一番有名 = たいしておいしくない

という「すりこみ」が出来上がったのです

しかし、山形の片田舎、ひなびた温泉街である赤湯の龍上海

2005年、新横浜ラーメン博物館に華々しく登場します

「たいしておいしくねーべすた」な、はずなのに...

実はこの年、私はラー博を訪れました。しかしながら、当時のラー博は

今よりずっと混雑していた上、新店龍上海は長蛇の列。

仕事仲間といっしょだったこともあり、断念。

そして、「たいしておいしくねーべすた」なはずの龍上海

押しも押されぬラー博不動の人気店になるのを目の当たりにするに至り

叔母の言った、たいしておいしくねーべすた は 誤り であり

龍上海の赤湯からみそラーメンは

        一度は食べておくべき一杯であると

40数年の月日を経て、ようやく「子供時代のすりこみ」を捨てるに至ったのです

そして月日は流れ、このブログを始めてしばらくした09年11月、

私は初めて龍上海赤湯本店を訪れる機会を得ました。

しかし、またしても長蛇の列を前に、持ち前の「へたれ」な性格ゆえに断念

そのときの記事はこちらであります

そして、さらに3年後の平成12年、私は新横浜ラーメン博物館にて

初めて龍上海の赤湯辛みそラーメンを食するにいたりました

龍上海の名を知ったもの心つくかつかないかの幼児の時代以来

40年は経っているのではなかったでしょうか? 長かったーー。

その時の記事はこちらでございます

念願の赤湯辛みそラーメンは

    期待を裏切らないおいしさだったのです

以後、折に触れラー博に寄っては、龍上海の辛みそラーメンは食べており

必ずお土産の箱ラーメンも、最低3箱は購入!

そしてセブン&アイホールディングスに、龍上海カップラーメンがあると

効けば、速攻ネットで箱買い!

こよなく龍上海の赤湯辛みそラーメンを愛する私の様子をみた父が.

そんなに龍上海が好きなら、

            こんど山形に食べに行こう!

と声を上げ、今回の旅行が実現したのです。

ですので私にとっては、喜多方ラーメンも、米沢牛も、あくまで前哨戦です

なんつったって、龍上海赤湯本店の行列はすんごいですからっ

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↑は09年、旧店舗時代の、私が最後尾に並んで1分でギブした行列

さてさて、前置きが異常に長くなりましたが、

    ここからが念願の龍上海赤湯本店実食編

今回は朝一番で並ぶ心つもりで、前日から店舗前を通っては行列具合を

チェック、日曜日の午後3時半で35人は並んでおりました。

そして、当日....

なつかしのこのお散歩の最中も、正直、行列のことが気になって気になって...

開店1時間半前にお店に....

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やった 一番乗り!!

って、結局一時間半待つんですけどね..

私以外の家族は当然のごとく、私を店前に残し、

土産の米や果物購入のために、JA(いわゆる農協)に行ってしまいました

さて、行列の先頭に並んですごしたこの一時間半。

実はとてもたのしいものでした。

ほどなく、二番手にやってきたのは、男性二人組、地元の人とそれに連れられた人

その次にやってきたのは、新潟からやってきた、今度2回目の人

次は地元の人、その次が富山県から来た人.............

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「どこから来たんですか?」のあいさつから始まり、龍上海談義を交わす...

まーー、和やか和やか、これ以上私ひとりで待っているとヒンシュクというあたりで

家族にも戻ってきてもらい、また、さらにラーメン談義

しかしながら、次から次へとお客さんやってきますねーー

開店30分前には40人ほどに行列は伸びていました

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行列に並ぶのは、嫌いです。あんまり並んだことありません。でも

これってかなり珍しいんではないでしょうか??

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行列さん専用トイレ !!

さて、いよいよ開店時間になりました。和やかに過ごした「行列」のみなさんともここでお別れ

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私たち5名は、一つの丸テーブルへ

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4名テーブルもあり座席は全部で32席です

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私たち家族の奥の丸テーブルは、行列を一緒に過ごした人たち

行列のまんまの和やかさで、なんだか楽しそうで、ほほえましかった

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メニューです。

赤湯からみそラーメンと、昔ながらの醤油味の赤湯ラーメンの二本立て

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7月から9月限定で冷やし中華もあります、

しかし餃子やライス、ビールなどはおいてありません

注文はもちろん 赤湯からみそラーメン....なのですが

醤油の赤湯ラーメンも一杯余分に注文しました、なぜなら行列に

並んでいた、地元の方が、「私は醤油ラーメンが好きでねー」と

目を細めて、うっとりとした表情でおっしゃっていたから...

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厨房を遠めに覗くと...

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ほっそりとした女性が、麺茹でをしております

20人前近くを一遍に作っている模様・・そんなんておいしくできるのかな?

ラー博はこの方式はとってないですねーー。

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赤湯からみそラーメン 着丼しました

このラーメンはまず観ておいしい

スープと麺の黄色

からみその

青のりの

おいしい色の三原色が、一つの丼の中に表現されています

私からすると、このテーブルの赤い色も、ちゃんと、おいしく見えるラーメンの

計算された演出だと思うのです

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山形のラーメンらしい

むにゅっとした食感のスープが良く絡む麺

煮干しのきいたスープを吸って旨い!!

普通においしい味噌ラーメンに「からみそ」をスープ溶くことで

パンチのきいたニンニク風味のピリ辛味噌ラーメンになる

「一杯で二度おいしい」たのしさ!!

もちろん、からみそ自体の味も秀逸です

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そして、龍上海リュウシャンハイ) という 店名も繁盛の一ファクター

ではないでしょうか?

この店名をつけた人はマーケティングの天才だと思う

リュウシャンハイ....

音に聞いて、鈴を鳴らすような楽しい響き

龍上海

文字で読んだ時の、エスニックな異国情緒漂う響き....

新横浜ラーメン博物館を訪れたひとは、龍上海が、

さびれた赤湯温泉の一角にたたずむ、大きめではあるが古っちいお店

だとは想像できないでしょう(現在のリニュアルされたお店はきれいです)

と、やけに冷静な思いで、このからみそラーメンを食べました

横浜ラー博と赤湯本店、私は、そんなに変わらずどちらもおいしいと

思いました

でも、

実は、

言葉もないほど、おいしい!と思ったのは

そう、あの、地元のおじさんが目を細めて、「好きなんですよねー」と言った

醤油味の  

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赤湯ラーメン だったのです

赤湯からみそラーメンの陰に隠れて、全く存在感のない このラーメン

むっちゃくちゃ、旨い!!

地元のおじちゃんが、一時間かけても食べたい!

といったのは、本当だ!!

煮干しのきいたスープの深み、スープの表面を覆う脂の甘み

小麦の味も深いむにゅっとした麺と極上スープがからんだおいしさは極上!!

あれ?こっちのほうがおいしく感じちゃったりして.....

40年念願の龍上海の赤湯辛みそラーメンなのにね...

ブログ書いてる現在、醤油味赤湯ラーメンは私的に旨い醤油ラーメンの

ベスト2にはいる存在。

赤湯からみそラーメンは、この醤油味の赤湯ラーメンを作れる懐の深さ

があってこそのものだ!!と、ひとり分析して悦にはいっております

ついに尋ねることができた、龍上海赤湯本店,

長年の夢がかなったとともに、新たな発見があったのも良かったー

次回、ラー博で、醤油味赤湯ラーメンを食べるのを楽しみにしてます

2014年5月山形旅行.....何十年ぶりかの実家家族は楽しいものでした

最後!! お土産で購入した「お肉屋」さんの記事でさらっと〆ます

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