【閉店】岩槻区「リストランテ ヴァレンティーノ」の北イタリアなディナーその2
前回 のつづき...
(最後がえらく長くなってしまった..^^)
北イタリア料理と手打ちパスタが評判の
‘プリモ・ピアット (primo piatto)’その3
新鮮な卵黄だけで練った
ポルチーニ茸の「タヤリン」
*タヤリンとは、北イタリア・ピエモンテ州の伝統的なパスタで
卵と粉で練った卵麺のこと
すばらしくよい香りのポルチーニたっぷりのソースに負けない
力強い卵麺、これぞ手打ち麺の醍醐味、という感じのお皿でした
うーん、おいしい
以上、3皿のプリモピアット、それぞれ個性があり非常においしかったです
さいたま市内でこんなにおいしい手打ち麺がいただけるなんて...
もっと早く来ればよかった..
さて、いよいよメイン、ヴァレンティーノのシェフが用意してくださっていたのは..
・セコンド・ピアット (secondo piatto)
骨付き仔羊すね肉の赤ワイン煮
スペルト小麦添え
本当に申し訳なかったのですが、実は私は羊が苦手食材...
その旨お伝えすると、私のメインは変更に..
R923Eさんの、骨付き仔羊すね肉の赤ワイン煮
豪快で目にも楽しい一品、R923Eさん羊が大好きだそうで、
それでシェフはそれで、わざわざ用意してくれていたのかもしれません
ホント申し訳ないなーー。私の分..
手づかみで豪快に!!
私も、お味見させていただきました!
うん、羊だ!!
この香がたまらなくおいしいんですよねーー..
羊好きな方には...^^
いえ、実際はほとんど臭みの無い、おいしい煮込みであると
いってよいでしょう。私も羊好きになりたいなー
さて、私に急遽用意してくださったのは
鹿のソテー あと料理名忘れ..
ご覧の通りの、抜群の焼き加減、
柔らかいながらも、野性味もしっかりと感じられる
おいしい鹿肉、やはり私はこちらが好み
赤ワインと煮たスペルト小麦と一緒にいただくと、これがあうんですねー
食べるラー油って流行りましたが、食べる赤ワインソースですね
一緒にそえられているのは、やはり北イタリアの伝統料理ポレンタです
このポレンタは成形し表面をカリッと焼いてあっておいしい..
北イタリア料理店ヴァレンティーノさんのお料理には頻繁に登場します
*ポレンタ
粗挽きのトウモロコシ(Maize)の粉を、沸騰した湯やだし汁に振り入れて煮ていき、
鍋の底に焦げ付かないように捏ねながら煮上げた料理
主に小麦の生産に不適な北イタリアの寒冷な山岳地帯で主食とされてきた
・ドルチェ (dolce)
イタリア産栗を使った「モンテビアンコ」
栗粉のクレープとヴァニラのジェラート
ドルチェはおいしいとおもったのですが、このあたりから
シェフも作業を終えて、話がはずんだため、あまりおぼえてなかったりして..
ヴァレンティーノのシェフは、想像していたよりもずっとフランクで明るい方
R923Eさんのブログをよんでいらっしゃるそう、一年前、私が「わらってこらえて」
に出させていただいた時も偶然TVをみていらっしゃったそうで...
「あのお店(CASA OSANO)良いお店ですねー」って..
いやーー、ヴァレンティーノさんも、とても美味しい素敵なレストランです
その後他にお客様がいなかったので延々話が弾みました
大満足なディナー、
思った以上に北イタリアのお料理に特化したレストランでした。
北イタリアは、南よりもバターを使ったものが多い...位にしか
おもっておりませんでしたが、北イタリア料理の奥深さを感じました
でもそれは、食い意地のはっている私が、シコシコ調べて感じたこと...
できれば、北イタリア料理を全面に表記したほうが良いのでは
とおもいます。なんだかもったいない...
私は食べログのレビューを読んでいたので
ヴァレンティーノさん = 北イタリア料理という認識でしたが
お店の小さな黒板に書かれた、
「北イタリアの伝統的な料理と
赤ワインをたのしめるお店です」
だけでは、多くのお客さんは北イタリア料理とおもってはいない
ように思います
ふんわりとしたマダムは、きちんとお料理の説明をしてくださいますが
決して弁の立つ、口の達者なタイプの方ではなく、逆にそれが彼女の魅力です
それであれば、なにか、当店が北イタリア料理を楽しめることや
北イタリア料理についての云々が書いてある、フライヤーなどかあったりしたら、
より、ヴァレンティーノさんの北イタリア料理を楽しめるかな?とおもいました
でも、そういうことはしません。というスタイルかもしれませんが..
仏伊料理食べ歩きとともに海外旅行マニアであるR923Eさんが
ヴァレンティーノさんを高く評価するポイントとして、パスタ料理の
質の高さを揚げていますが、Rさんのブログを勝手に引用させていただくと..
帰国して埼玉イタリアンの馴染み店を中心に何軒か食べ歩いたものの、
どうもしっくり来ない。どこの店のパスタも、パスタ屋の延長線にしか見えなくなって
しまったのだ。そう、トマトベース、クリームベース、オイルベース(あるいは塩ベース)
と分類されてしまうパスタは、家庭料理の延長線であり、本来のイタリア料理店
(=リストランテ)で出てくるパスタとはまったく違うものだと、ますます感じてしまう
ようになってしまった (R923Eさんの記事はこちら)
そんなR923Eさんの舌を満足させる、ヴァレンティーノさんの手打ちパスタと
北イタリア料理、たぶん、熱狂的なファンも多い店だともかんじておりますが
もっともっといろんな方に知ってほしいお店(正直、おいしいのにお店がすいてるので(笑))
最後に生意気書いてしまいましたが、
本当に気に入ってしまい、何度も伺いたいお店です。
気になる方は、岩槻へGOですよ...
追記:この日のディナーは5000円のコース
1200円代で手打ちパスタをたのしめるランチもあります~
●いつもおよみいただきありがとうございます。
今日はまだ仕事があるので(あーー、半徹~)なので、コメレス等しばらく
おまちくださいね